私とプリズムストーン原宿
プリティーシリーズの聖地であり、作品の世界観とリンクした
可愛くてオシャレな公式ショップ「プリズムストーン原宿」。
今日はそのプリズムストーン原宿の思い出について書こうと思う。
地方出身者の私にとって、原宿という街は憧れの都会であり
ワクワクやキラキラした気持ちで溢れる夢の街そのものだった。
木造のレトロで可愛い原宿駅舎を抜け、
活気あふれるオシャレな竹下通りをまっすぐ進み、
大壇歩道を渡ったら小道に入る。
活気あふれる竹下通りとは違って閑静でシックな雰囲気の道を進んでいくと
街路樹から顔を覗かせるようにそのお店はあった。
写真はプリチャン時代のものだけど、
私が初めてプリズムストーン原宿に行ったのはアイドルタイム時代でした。
さっき書いた通りおしゃれな道をまるでファンタジー小説のページをめくるみたいに進んでいくと
可愛い装飾が施されたショップの入り口でらぁらちゃんとゆいちゃんにお出迎えしてもらえた感動は今でも鮮明に覚えています。
入り口にはひめかとシュガーのプリ券や
アロマゲドン思い出のイラストが
忠実に再現されていて驚いたし、
めが姉ぇさん扮する店員さんが
雰囲気を大切にしながら営業していて
店内のBGMも最新のプリパラ音楽が流れている
まさに夢の空間!
もちろん買い物も楽しいけど、
あそこにはプリティーシリーズの空気が確かに存在していて
自分もその世界の一員になれたかのような特別な気持ちになれる幸せな空間でした!
初めてプリズムストーン原宿へ行ったのが2017年の夏前。
アニメではゆいちゃんに続きにのちゃんがデビューして間もないあたりで
入店していきなり【あっちゃこっちゃゲーム】が流れ出した時に
(うわ!にのちゃんだ!この曲すき~!)
ってテンションが上がったあの気持ちと
サンサンと太陽が降り注ぐ中、賑わう竹下通りを抜けて
新緑が青々と茂る街路樹に目を奪われた光景とリンクして強い印象に残っています。
時は変わってその年の秋頃。
新しいグッズを買いにプリズムストーン原宿へ行くと
流行に敏感な原宿は夏とはまったく違う景色になっていて
秋物のオシャレな洋服や小物を思いっきりアピールするお店や
秋限定スイーツを大々的に掲げるお店で賑わっていて
「自然以外でこんなに四季を体感できるなんて原宿ってすごい!!」と感動しました。
街路樹も秋めいているのを感じて
夏と違いどこかノスタルジックな街になったなと思いつつ
プリズムストーン原宿に入るとそこで流れていたのは
ミーチルの【GOスト♭コースター】。
夏はにのちゃんに迎えてもらい、秋はミーチルに。
原宿の景色、四季の移り変わり、そしてプリパラアイドルの今を同時に体感することで
私のワクワクやキラキラがどんどん加速して心地よいドキドキに包まれる。
いつでも新鮮なときめきを感じられる場所。
それが私にとってのプリズムストーン原宿でした。
コ口ナ禍の打撃を受けた事、
そしてプリティーリズム時代から少しずつジャンルの気質が代わり
ショップとの親和性が無くなってきた事など色々あって
2021年3月14日を持ってプリズムストーン原宿は閉店することになりました。
世間はコ口ナ禍という事もあり、気軽に外出できる雰囲気ではなかったので
残念だけど最後のお別れすら叶わないな…と思っていた矢先
原宿へ所用で向かうことになったので時間を作って最後にプリズムストーン原宿へ行きました。
中は閉店セール中で普段より淋しげではあったけど、
そこには確かにプリティーシリーズの空気が流れていて
音楽も店員さんもいつもどおり暖かく私を迎え入れてくれました。
あまり長居してはいけないと思い、店内をぐるっとひと回りして買い物を済ませ
早々に退店して心の中でお礼をして足早に帰宅。
誰かと会ったりゆっくり楽しんだりは出来なかったけど
私に夢をいっぱいいっぱい与えてくれたプリズムストーン原宿に
最後にありがとうとさようならが言えて本当に良かった。
もうこの看板を見ることは無いんだな…と思い撮影。
悲しかったけど、感謝の気持ちの方が大きかった。
夢は夢でしかないとどこか冷めた目で見がちだった大人の私を
童心に返して、夢と現実の架け橋になってくれたプリズムストーン原宿。
時には人気商品のために開店前から列に並び、
時にはプリティーシリーズが好きな友達と遊び、
時には初めて会うフォロワーと緊張しながら買い物を楽しんだ場所。
今はもうない…わけじゃなく
私の心の中でいつもキラキラと営業してくれている。
私はそう感じています。
ありがとう。
今でもずっとずっと私の大切な場所です。